今回は、その実証ともいう例の紹介です。
今年のゴールデンウィク(GW)は、日の並びがよく、過去にない程の晴天に恵まれました。しかしながら、大半の旅館・観光ホテルでは5月1,2,3日は埋まるものの、4日は辛うじてという施設が大半。後半の5月5,6,7日に至ってはGW期間中であっても平日状態。さらに8(土)も敬遠され気味。
11連休と期待しても、勝負できるのはやはり4日間だけ。
そんなお寒い状況の中、最後の8,9日が満室になる地域があった。
長野県諏訪周辺
7年目毎に1度の大祭「御柱」
8,9,10日に下社での里引きが行なわれた為である。
インターネットによる情報は、行楽者を同じ思考、同じ価値観へと導くことに成功している。
つまり、スポットの当たる所だけが、今まで以上に行楽客が殺到しているのである。
前回までの御柱際では、下社の山出しにおけるハイライトでもある「木落とし」の写真が利用されていた。
しかしながら、この「木落とし」を観るにはアクセスが悪いうえに、観覧する場所が少ない為、地元の氏子(うじこ)すら入場規制となる始末。
誘客しながら、現地では入場規制で遠目に眺める事も出来ぬようでは失礼となり、今回からは、里引き(建て御柱)をよりPRしたと伺う。
甲斐あって、5月8,9,10日の下社里引きには、延べ44万人との事。
宿泊施設にとって、例え100万人行楽客がお越しいただいても、その日に提供できる部屋数は増やせない。
ならば、連休やイベントは分散化した方が、行楽客の為にもなる。
(あくまでスポットのあたる地域や、一部の人気宿泊施設の話である)
次回の御柱は2016年
その時には、3Dテレビが各家庭にも普及し始めているのだろうか?。
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