リアルとネット オフラインとオンライン
表題の言葉
観光業界でも以前より耳にする言葉である。
「リアルエージェント」と「ネットエージェント」は観光業界での代表的な使用例だろうか。
店舗を構え対面販売を行なうのがリアルエージェントと呼ばれ、既存の旅行代理店や大手旅行会社を指していた。
ご存知の方も多いかと思うが、既存旅行業界最大手の「JTB」が、23年度中に既存の200店舗を削減すると発表した。
併せて、インターネット販売事業に軸足を移す計画も発表された。
また、大手旅行会社「日本旅行」の販売チャンネルとして「赤い風船」という商品があり、主に旅館や観光・リゾートホテルが旅行協定を結び、お部屋を提供していた。
従来より日本旅行のインターネット販売には「宿ぷらざ」ブランドがあり、在庫もプランも別である。
先般この「赤い風船」がインターネット販売商品として加わり、契約施設によっては、クローズドマーケット価格での商品がインターネット販売されてしまい困惑している施設も多いのではなかろうか?
既にリアル○○とかネット△△ という呼び方が、意味を成さない事例の一つだと感じた。
実態が在るか無いか?
現実か虚像か?
論議された時代があった。
今や、オフラインか?オンラインか?
これだけが区分けする言葉である。
つまり、インターンネット上で行なえるものが、オンラインと呼ばれ、それ以外はオフラインである。
「オンライン」とても能動的で、現実味のある言葉だと思う。
「日本最大の宿泊予約サイト」イコール「日本最大の旅行業社」
と謳う事に、異を唱える人はもはや少数派となった。
これも現実。
0 件のコメント:
コメントを投稿