2009年11月29日日曜日

お客様は初心者であり、2回目からは常連

お客様は初心者であり、2回目からは常連

例えば、ホテルと一口に言っても、

・シティホテル(バンケットやブライダル部門がある)
・ビジネスホテル、宿泊特化型ホテル(総称してバジェット形ホテルと呼ぶ)
・観光ホテル(観光地に立地し食事提供の料金を含む形態)
・ブティック/ファッションホテル(ラヴホテルの事です)

旅館業法でも明確な区分が無い為、
以前に宿泊経験した○○○ホテルとの比較が起こる事はやむ得ない。

またシティホテルや観光ホテルを取り上げた映画やテレビドラマ、書籍は存在するのでイメージがつき易いだろう。

ところが、パジェット?ビジネス?と名がつくと???
どんなところかイメージ出来ない。

むしろイメージしろという方が無理なのかもしれない。

・ビジネスホテルに女性1人で泊れるの?
・夕食は料金に含まれているのですか?
・作業着のまま、チッェクインしても構わないのか?
・「素泊まり」とは何ですか?


宿泊を提供する側からみれば、開業当初よりそのスタイルだから説明するまでも無い事でも、初めてビジネスホテルを利用する人には想像すらつかない現実。

あとは「値段で判断してくれ」と言いたくなるが、利用者や、予約サイトからみれば、「高級か否か」「ホテルか旅館か」これだけがホテル上の区分け。




そう、シティもビジネスもデザインもバジェットも全部同じホテル。

だからこそ、自館にとっては当たり前過ぎる事も、お客様に対し、情報として記す必要があるのです。


「囲い込み」「常連」というキーワードのみが、取りざたされるが宿泊の「初心者」を取り逃さない仕組みが抜け落ちていないだろうか?

元来 ビジネスホテルは立地で勝負する商売。
工場周辺に立つ「門前ホテル」以外、新規開拓の方向性はどこなのか。


・宿泊の初心者
・その土地に初めて訪れる者


新しいチェーンホテルが絶対に真似の出来ない優位性を得るには、前項2つを突き詰める事が、具体的な方向である。

2009年11月23日月曜日

いまどうしてる?

「いまどうしてる?」

この一言が新たな概念を作り出している。

正確に述べれば
「いまなにしてる?」

ここから始まった言葉は、現在はより直接的な問いかけに
進化?した。

新しい概念が生まれどのように育つかは未知数。
皆が知恵を出し合い、育てている時期。


一昔前なら
wwwホームページは、雑誌や新聞などの紙メディアに比べ
即時性に優れ、最新の情報を提供・享受出来る媒体
として認知されたが、 もはやそれも昔の話。

即時性、利便性、簡易性なら、既にブログが市民権を得た。


どの企業のホームページをみても、ブログの1つや2つは
構築されているのではなかろうか。
RSSに登録してもらえば最新の情報を配信できるのだから、
これで充分?なのか?



新しい潮流として、更に「Twitter」を活用して、
ブログに誘導する形が定着し始めた感。


「ブログの下書き打ってるなう」


前述 最後の 「なう」 

これが今後の可能性のヒントなのかもしれない。

 



公式ナビゲーターでのFAQの評価には、
「よい」
「きょとん」
の択一があり、このサービスの「ゆるさ」と「今」を暗示している。

2009年11月16日月曜日

ファビコン ビジネスホテルに必要か?




Favicon(ファビコン)はウェブサイトやウェブページに関連付けられ,ページタイトル文の行頭等に表示されるアイコンのこと。

Favorite icon(フェイバリット・アイコン)という英語の語彙を略したものだそうです。

上の画像は筆者のお気に入りを開いた状態。仕事で頻繁に見開くので、文字よりは直感的に判るアイコンはやはり親切に感じる。

16×16ピクセルに収められた、アイコンは何処か愛らしくも、CI(コーポレートアイデンティティ)の一部としてしっかり主張している。

画像に見えている予約サイトは全国的な展開を行っているサイトばかりだが、地方限定のサイトにも良く出来たファビコンを採用している予約サイトは多数ある。


今日の本題はここから

意見が分かれる題材だが、ビジネス向けサイトにファビコンは必要なのか?否か?


今の通信環境ならファビコン1枚表示させても、表示速度での差を感じる事はないだろう。

携帯電話の小さい画面で文字だけを表示させる事を考えれば、是非 作成したいところではなかろうか?

実は、何も予約サイトに限った事ではなく、宿泊施設でも関係している。ウィンドウズの画面もOSが7以降なら、タブブラウザでの閲覧となる。

ここまで一度に開く事はまれかと思うが、他の施設と見比べるケースが ある事は容易に想像がつく。



ページタイトルの行頭は、自館を特徴づける大事な箇所。ビジネスホテルだから無機質で質実剛健という時代でもなかろう。

是非、検討してみていただきたい。
16ピクセルの小さな主張

2009年11月7日土曜日

初心に戻り

いつもご覧いただきありがとうございます。
株式会社アイデアル 代表を務めております宮下です。

幣社では2年半前より「楽天ブログ」を活用して宿泊予約サイトやインターネット関連、そして宿泊施設運営に関する話題を選んで寄稿しておりました。楽天グループが無料で提供するブログはとても良く出来ており、宿泊施設にとり、第2のブログとして活用していただけたらとの考えで、お客様へは勧めておりました。
この度、より中立な立場で発言が行える場を求め、今ブログを開設する運びと成りました。



今回はBlogger移設 記念すべき第1回

初心に戻り 解りやすい言葉で寄稿いたします。



前回の「楽天ブログ」で取り上げた内容は、とても質問を多くいただき、また大事な事なので復習も兼ね、売り上げを伸ばす上で大事な「部屋だし3ステップ」 を説明いたします。



step1 数を出す
各部屋種類毎の登録を行い、適正数を登録する。
999室での登録は、露出効果を期待する為ですから部屋だしの根幹ではありません。

step2 先まで出す
実状では4ヶ月前後の登録が一般的なようだが、半年先の部屋登録、そして基本となるスタンダードプラン、ならび記念日のアニバーサリープランの販売設定を心がけたい。
同じ宿泊単価でも、リードタイムから上客の選定に結びつく。
3ヶ月以上前の予約>1週間程前の予約>ウォークインを含む当日予約
3ヶ月先の予約とは、まさに施設の指名買いであり、貴館に泊る事自体を目的としている最高のお客様です。旅館やシティホテルにとって、自社のファンを自ら逃す事がない様、先までだす。
ビジネスホテルでは別の仕掛けが必要となる為、別の機会にでも説明。



そして これが一番大事な事だが難しい。




step3 最後まで出し続ける

setp3の 最後とは、残り1室でも部屋を出し続けるという事。

この言葉 リアルエージェントや予約サイト側が聞けば、嬉し涙が出るようなフレーズだろうか。
いつ鳴るか判らない電話予約を待つ事は、もはやリスクでしかない。
各部屋種類毎「残り1室でも部屋を出しつづける」という行為は現場にとり過大なストレスである事は理解が出来る。
折りしもの不況、大型シティホテルを除けば、「部屋を売りつくす」という気構えが現場には必要ではないだろうか。

・連泊客を優先して取る。
・上客と入れ替える。
というテクニックは、埋める事が出来た次の段階での話となる。
 
部屋出し が甘くなる原因
本気で解決しようとしているだろうか?